株式会社インターリテラシー

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自分の「会社」を起こす

松田: もともと私は別にお金がほしくて起業をしたわけではないので、実はさっきもある雑誌の取材を受けていたのですが、その方には昔からずっと私を取材していただいていて経緯をよく知っているのですが、一時期、マスコミにそんなに出ているわけではないんですけど、成功したのに「失敗した」みたいな感じで書かれていたわけですよね。某週刊誌にも、どこからこんな話がでてきたのか?と思うような話が書かれているわけですよ(笑)。
ある雑誌には、「『敗軍の将』負けを語る」のようなものもありました。そんな風に出てしまうぐらいの勢いでしたよね。という話をして、やはり社会全体で見ると、ダメになってしまっていてね、それをどんどんおもしろく書いてしまう。自分からするとそのあたりが理解できない。そういう部分は、変わらないと厳しいだろうなと思う。そう思う反面ですよ(笑)、アメリカのやり方も正直行き過ぎていると思うわけですよ。 

杉山: アメリカのやり過ぎとは、例えばどのようなことでしょうか?

松田: 例えばCEOに支払う報酬にしても、四半期ごとの決算を重視するということも、株主ばかりを見ている風土であって、やはりとてもおかしいなと思うので、やはり、今の日本と今のアメリカの中間ぐらいの所がいいのだろうなと思いますね。やはり両方を経験できたことで、自分はその中間を狙うことができているのだろうなと、自分としては思います。いいところと悪いところを。悪いところを排除して、いいところを伸ばすと。

杉山: 例えばどんなことを?

松田: タリーズコーヒージャパンの時も例えば、ファーストネームで呼び合うことを絶対によいことだと思っています。「社長」と呼ぶよりも、アメリカであれば、社長だろうと何であろうと、ファーストネームで呼び合ったりするので、そういうほうが、親近感が湧くし、ミーティングなどでも、もっと和気藹々と意見を出せるような。なんだか日本の会社は社長が出てきて、部長、課長がいるところで会議をすると、部下達は意見を言えなくなっちゃいますよね(笑)。

杉山: 緊張してしまいますよね(笑)。変なことを言ったら後でまた大変でしょうし(笑)。

松田: 会食に行っても、上司がしゃべっているのを黙って聞いて、というような感じになってしまうでしょう?それも嫌だったので、親近感をもってもらえれば、そういう部分がなくなるだろうと思ってそうしたのです。

杉山: 理想の職場作りをされていたわけですね。

松田: そうです、したいなしたいな、と思って。ただ残念なことに、伊藤園さんが来て、突然伊藤園さんの会社になった。それで全部一気にそれがストップをかけられて、肩書きで呼び合うようになったらしいのですけど。それがよいか悪いかはまだ見えていないとは思うのですが、少なくとも、自分は中間を目指してきたわけですね。これが一番じゃないかと。海外に育って学んだことがここに生かされているのではないかと思っています。

杉山: なるほど。

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