杉山: その時のご両親との連絡手段はお手紙ですか?
ササダ: 手紙はきていました。カセットの声の便りもありました。
杉山: カセットのメッセージですか!今は世界中のどこでもすぐに連絡がとれますが。
ササダ: あの頃、ロスでNHK紅白歌合戦を大きな講堂や映画館で6月ごろに見ていました。
杉山: 12月に放送された映像が半年後に届くのですよね。それを見て日本の情報を知る訳ですね。
ササダ: 今日本ではこういうのが流行っているんだと感動してました。
杉山: 僕もニューヨークにいるとき、叔母がサザエさんとかドラゴンボールとかドラえもんなどの日本のアニメをVHSに録画して送ってくれていたんですよ。届くのがとても楽しみで。このビデオのおかげで、日本の情報や流行を知ることができました。
ササダ: 何歳からニューヨークに行ったのですか?
杉山:
3歳です。13年住んでいました。阪神大震災の1月に帰国したので1995年に戻ってきました。
ササダ: 3歳から13年というと16歳ですね。
杉山: 16になる年ですね。
ササダ: そうすると全く私の逆ですね。でもよくそれでそんなに日本語がしゃべれますね。
杉山: 日本語の基礎を高校時代にやりました。
ササダ: アメリカに15歳までいるとほとんどアメリカ人じゃないですか。
杉山:
日本に帰ってきた時、確かに自分が何人かがわからなかったですね。両親は日本で育ったので、アメリカに住むのは一時的なことだと考えていたと思いますが、僕自身は物心ついたころからアメリカにいたので、日本に帰るというより日本に行くという感じでしたね。
ところでササダさんの記事を拝見していると努力が好きだとか。
ササダ: そうですね。
杉山: 僕は大学受験の前に、湯島天神に行って、「自信は努力から」という鉛筆を見て、なんと良い言葉が書いてあるんだろうと思いました。僕は言葉が好きで、言葉に影響されることが多いのです。