Kage: 私はワタミ株式会社のCEO、渡邉美樹さんが代表を務めるスクールエイドジャパンの活動に参加させて頂いています。その為毎年現地の視察に同行しています。渡邉美樹さんは、私が最も尊敬している人物です。なぜならあの方は道のないところに道を作れる方だからです。
貧困を極めたカンボジアやネパールの農村地域に、誰かがやらなくてはいけないとの思いで、これまで100以上の学校を作って来られました。また孤児院も2008年作られました。それが子どもたちの人生にどれだけ影響を与えているか、現地でその様子を目の当たりにすると心が震えます。
杉山: 『ソロモン流』(テレビ東京)を拝見して、ゴミ捨て場など映像からも環境の悪さは伝わってきましたが、実際現地で体感する温度、空気、においは想像をはるかに超えるんでしょうね。
Kage: おっしゃる通りですね。実際現地に行くと、1日3回の安全な食事、スイッチ一つで動く電気やガス、雨風の入らぬ家など、私たちにとって当たり前の日常が、どれだけ恵まれているのか、気付かされます。カンボジアに暮らす貧しい人々は物質的には豊かではありませんが、心はとても豊かな人達です。
だからこそ「ボランティア」として、何かをしてあげるという感覚はなくて、彼らからしてもらうことの方が多いと思っています。
杉山さんの絵ができました(笑)。
杉山: おっと!こうきましたか。ありがとうございます!ものすごく面白い(笑)!!
TV番組で取り上げられて、カリカチュアを指名打者でKageさんに描いてほしいという方が増えたのではないでしょうか?
Kage: 本当にありがたいもので放送翌日から会社やお店に問い合わせが殺到しました。でも今こそ、一番大切な時期だと考えています。常にお客様には、最新で最高のカリカチュアを提供していきたい。その為にできる努力を怠ることなく、「Everyday New Drawing」の精神で精進して参りたいと思います。
杉山: 今後はどのような展開をなさるんですか?
Kage: カリカチュアをユニークなアートにとどめることなく、人の物や心を豊かにする文化にまで昇華させていきたいと考えています。その為、今年から本格的に教育事業を始めました。現在スクールには全国から生徒さんが集まってきてくれており、毎クラス盛況です。
生涯の趣味として、ビジネスに活きるコミュニケーションツールとして、また本格的にプロを目指すなど、様々な目的に応じたクラスを開設しています。カリカチュアを通じて人が生きて、活かされる、そんなカリキュラムを実現させていきたいと考えています。
いつの日か、学校の図工や美術の時間に「カリカチュア」という授業ができたら嬉しいです。また、将来はカリカチュアミュージアムを創設したいとも考えています。
杉山: 本日は本当にありがとうございました。カリカチュアミュージアムに遊びに行ける日を楽しみにしています!!

一瞬一瞬を大切にして毎日を過ごされているKage氏は同世代としてとても刺激を受けました。カリカチュアアートの世界大会で世界一になったとしても、常に前向きにチャレンジする姿勢に強く共感しました。感動とエンターテイメント性のあるカリカチュアアートを是非多くの方に体験して頂きたいと思いました。Kage氏をはじめ、カリカチュアジャパンのアーティストの皆様の益々のご発展をお祈りします。本日はお忙しい中本当にどうもありがとうございました。
インタビュー中、Kage氏のドローウィングを記録させていただくことができました。 Kage氏の世界一の映像を是非ご覧になってください。